2月25日(火)生産技術科1年生の授業で豆腐作りが行われました。本校の農場で丹精込めて栽培した大豆を使用し、慣れない手つきながらも一生懸命取り組んでいました。特に難しいのが布で熱いご汁を搾るときで、2人がかりでやけどをしないように注意深く作業を行っていました。ページ下に生徒の行った豆腐作りのレシピを掲載しますが、シンプルながら大変な作業だとわかっていただけると思います。複雑な調理技術を学べるのも生産技術科の特徴です。



〈豆腐の作り方〉
ダイズ400g、水3,200ml、にがり8.3g、計量カップ200cc、蒸し器、おたま、布袋、布、鍋、ボール、
どんぶり、木べら、ザル、温度計、ミキサー、にがりを溶かす容器、皿(落としぶたよう)、ビニール手袋

〜ポイント〜
 ☆やけどに注意
 ☆鍋で加熱中は焦げ付かせないように常にかき混ぜておく。
 ☆豆乳の温度は90℃を厳守。温度が低いと固まりません。
 ☆にがりの入れ方。

〜作り方〜
@ダイズ1カップと水2カップをミキサーに入れ2分間、粒がみえないよう粉砕する。ミキサーに負担がかかるので時々休ませながら使用するとよい。
Aできあがったものは「ご汁」になる。
Bご汁を鍋に入れ煮る。この時残った水を全て鍋に入れる。
C90℃で約10分間灰汁を取りながら煮る。目安は青臭さがなくなるころ。焦げつかないようにかき混ぜる。吹きこぼれないように火力を調整しながら行う。
D軍手・ビニール手袋をはめ、布にご汁をしっかりと入れ素早く搾る。(木べらでこしながら入れるとよい)
  搾られたものが「豆乳」。・・・・・・「豆腐」の材料。
  残ったもの「おから」
  熱いのでやけどに注意。
E中火にかけ、かき混ぜながら豆乳の温度を75℃まで上げる。にがりを8.3g計り、お湯100mlでしっかり溶かしておく。
F75℃でにがりを入れる。木べらを使い激しく左右20回かき混ぜ、流れを止める。木べらが底につくようにするとよい。いつまでも混ぜていると固まらない。
G12分位静置する。10分後へらで切り、分離した水分を確認。透明ならば静置完了。濁っているようであれば時間をおく。必要に応じて加熱する。
H布を敷いた容器(ざる)の縁まで固まった豆乳を静かに入れ布をぶせる。20分程度静置する。下に皿を敷いておく。
I水にさらす(時間がないので4等分してパックにいれる)
J家に帰って2時間〜3時間水にさらして余分なにがりを取り除いてください。
★時間内に終了するためには、手の空いている人が使用した物を洗ったり、次の作業に移る準備をしておく。